スペインの【 今!AHORA!】(今どきスペイン人の砂糖事情)

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Hola !

日本社会は

特に女性の方への

“ 減量 ” や、

“低カロリー”

などの文字が、

多くの雑誌に

あふれていますね。

女性の方の多くは、

一度は、“ダイエット”や

無糖 ” などの

アピール文字が付く商品を

試されたことがあると思います。

 

また、

オイルなしでも料理ができる

フライパンなども人気ですね。

このように、

日本は

自分の強い意志さえあれば、

減量しやすい国だと思います。

 

 では(Entonces)・・・

スペインは

どうかというと・・・

習慣として、日本以上に、

毎日

オイル(美容に役立つとされる、オリーブオイル)

をたっぷり使用しての、

スペイン料理が多いです。

さらに量も多く、

日本よりも

「遅い夕食」が習慣です。

だから、すぐにでも、

栄養的には良くても、

太りやすい環境が

抜群に、そろっています(笑)

 

またスペイン人男性の

女性に対する扱いも

日本とは、多少異なっており、

伴侶の女性が、

婚約後、

また結婚した後、

どんなに、

しわくちゃになっても、

どんなに、

ふくよかになっても、

年齢を重ねても、

大人の女性として扱い、

「mi amor ❤」「mi princesa ❤」などの

熱ーい、愛情表現の言葉を

言ってくれる

男性が多いので、

安心して、

大好きな料理を食べ続け、

結婚当初のモデルのように

美しい写真

と比べて・・・、

最高に“ 幸せ太り ” をする

女性の方もいますが、

 

近年のスペインは、

女性陣のみならず、男性陣も

「健康」だけではなく、

かなり「カロリー」や「抵糖」などの

文字に敏感のようです。

 

そして、

「スペインのお菓子・ケーキ類は、なんで、あんなに甘いんだ!?

どれだけ砂糖を、使っているのだろう?!(でも美味しい!)(^○^) 」

と漠然と

思っていたことに加えて、

このサイトの上部「おすすめ番組」でも

紹介している、

スペコの大好き番組で

リサーチされた

気になるテーマをみつけたので、

今回の、

スペインの【 今!AHORA!】は

「スペインの砂糖事情」

に決定しました。

lo  he decidido !  (^▽^)/

 

番組を見て知ったことや、

感じたこと、思ったこと

を自由に書いています。(^^)

 

今どきスペイン人は、砂糖よりも、何を選ぶ?

昔は、現在と比べて産業技術も

発展していなかったので、

「純砂糖」を使用していました。

でも、どんどん技術が発達した

近年のスペインでは、

「純砂糖」よりも、

“ 砂糖のかわりになるもの ”

を好む消費者が

多くなっています。

では、「砂糖」の代わりに

「何」を選んでいるか?

といいますと、

 

今どきスペイン人は、

従来の白い「砂糖」よりも、

「ハチミツ」「甘味料になるもの」

を好んで購入しています。

 

ハチミツは、どんな種類がある?

 

番組では、

ハチミツ育成の場所で働く人々や、

バレンシアにある大学で

ハチミツを研究している人々

により、

ハチミツのメリットや、

いろいろなタイプの

ハチミツが

紹介されていました。

 

「砂糖」の代わりとして、

古くから使用されて来たのが、

「ハチミツ」です。

スペインの「ハチミツ」で人気なのは、

花蜜「miel de milflores:ミエル・デ・ミルフロレス」です。

また主にスペインや

地中海エリアで生産されているローズマリー

を使用した

miel de romero:ミエル・デ・ㇽロメロ

:ローズマリーのハチミツ」も

良く知られています。

 

また多くのハチの種類があり、

イベリア種のハチたちは

シリアを含む、諸外国から

甘い蜜を運んできてくれます。

 

ヨーロッパの中で、

もっともハチミツ生産が多いのは

ハチが好む、暑い気候であるスペインです。

 

そして、

スペインの

甘くておいしいハチミツは、

フランスや中国、ドイツなどの諸外国に

輸出されています。

さらに、

miel en panal:ミエル・エン・パナル:ハチの巣状」は、

おもにトルコなどの

アラブ諸外国から

好まれています。

スペインはアラブに支配された

という歴史は知っていたけど、

これは知らなかったです。

No lo sabía  !   (^^)

 

ハチミツ企業の責任者は

「品質を求めるなら、大事なのは生産地です」

とアドバイスされていましたよ。

 

またスペインのバレンシア工科大学では、

スペイン全土からのハチミツの

質などの

研究がされており、

近年では、

「蜜」のみのハチミツではなく、

miel de milada:ミエル・デ・ミラダ:いろいろな木の樹脂を用いたハチミツ」

も生産されているようです。

研究所では、

miel de ~:~のハチミツ」について、

miel de romero:ミエル・デ・ㇽロメロ:ローズマリーのハチミツ」

miel de azahar:ミエル・デ・アサアル:柑橘類のハチミツ」

miel de acacia:ミエル・デ・アカシア:アカシアのハチミツ」など、

水のように透き通っているタイプから、

よりイエロー系の

miel de lavanda:ミエル・デ・ラバンダ:ラベンダーのハチミツ」

や「miel de girasol:ミエル・デ・ヒラソル:ひまわりのハチミツ」、

さらにダーク系のハチミツなど、

多くのハチミツの種類が

取り扱われていました。

 

ハチミツは、日本でも

さまざまな栄養が含まれているので、

人気がありますね。

スペインでも、砂糖よりも

ハチミツを好む人が多いようです。

スぺニャン
ハチが飛んでいる音:日本語ではブンブン・・」を何ていうか知ってる?「zumbido:スンビド」っていうんだよ。(^○^)

 

 

砂糖よりも〇〇〇倍も甘い?!植物とは

 

また、

スペインで「砂糖」にかわるものは、

「ハチミツ」だけではなく、

通称「Stevia」という植物も

利用されています。

公式名称「Stevia rebaudiana:ステビア・レバウディアナ」とは、

パラグアイなど南米生産のキク科の

多くの種類があるとされる

ステビア種の

一つである多年草です。

愛らしい花をつける

Stevia rebaudiana」植物は、

なんと「砂糖」の300倍の甘さ!

を持っています。

番組のレポーターも、

葉っぱを少し口に入れて、

「甘い!:dulce !」って

びっくりしてたので、本当に甘いのでしょう。(^^)

 

日本人の方の中には、

すでに「Stevia」に詳しい方も

いると思います。

なぜなら、生産地は南米ですが、

「Stevia」を取り入れて、

1971年に、

世界で一番のりで

商品化したのは、

日本なのです!

me asombro   !  \(^▽^)/

 

また「ポカリスエット・ステビア」の清涼飲料水の

商品として、販売されました。

さらに、

この「Stevia」君は、

多数の企業で

取り扱われ、商品や美容応用など

多方面で活躍しています。

 

ただ、スペインでは、

甘味料に利用される

「Stevia」ではなく、

純粋に「Stevia」だけの甘さを重視し、

育てている人もいます。

 

そのほかの「砂糖」にかわるもの

 

スペインにある、

sacarina:サカリナ」を扱う

工場からの紹介で、

甘味のある植物「Stevia」君以外で、

スペインのバルで使用されている

甘味料「ciclamato:シクラマト」や、

sacarina:サカリナ」などがあります。

sacarina」は、ステビア君の

さらに上をいき、

砂糖よりも「450倍!」の甘さを誇ります。

※「sacarina:形容詞では:糖のような、糖に似た」

ただ、まだ法令が、一部甘い部分があり、

純「sacarina」以外にも、諸外国からの「sacarina

もあるそうです。

 

 

消費者が求めるのは、「甘いけど、砂糖なし」

 

スペインのケーキ店舗でも、

消費者の求めるものについて、

敏感になって、

いろいろな工夫をされています。

近代スペインの消費者から

求められる商品は、

「甘い・でも砂糖なし」

重要視されています。

だから、

番組で紹介された

ケーキ店舗では、

見るからに甘そうな商品の

名称と一緒に「sin azucar:シン・アスカル:砂糖なし」

と記されています。

また、「砂糖」使用の商品と

「砂糖のかわりになるもの」使用の商品に

分けて、

作られていました。

 

このケーキ店舗での

「砂糖」や、

「砂糖のかわりになるもの」を

上手に使い分けて

作っているのを見て、

「だから、こんなに甘いんだ!」

と納得できました。(^^)

 

ちなみに

このケーキ店舗では、

砂糖ではない、

「maltitol」というものを

使用していました。

 

 

砂糖を選ぶ人たち

 

このように、

甘味料が人気のようですが、

むかしからの「砂糖」を

好む人たちもいます。

でも、白い「砂糖」ではなく、

うす茶系の「coco  azucar :ココ・アスカル:ココナッツ 砂糖」

という砂糖を愛用する人たちや、

スペイン版サトウキビを、

1900年代からの機械を用いて、

栄養がある甘くておいしい

「糖蜜:miel de caña:ミエル・デ・カニャ」を

作っている方もいます。

 

この「糖蜜」をナスや、

いろいろな料理にかけて、

お客様に提供している

レストランもありました。

 

 

【まとめ感想】

 

 

いろいろな「砂糖」に対する考え方を

見る中で、

同じスペイン人でも、

化学製品を、あまり好まない方は、

自然の花や植物を利用した、

「砂糖やハチミツ派」で、

抵糖やカロリーを気にする方は、

「甘味料派」のようですね。

 

さて、

読者の皆様は、

「砂糖やハチミツ派?」

それとも「甘味料派?」

Cuál  te gusta más ?  (^^)

 

近年のスペインの砂糖事情を

理解する中に・・・

でも、

やはりあんなに

日々オリーブオイルを使って

料理を

大量に食べていたら、

せっかくの「甘味料」効果が、

薄れてしまうと

思うんですけど・・(笑)

※オリーブオイルは、美容に役立つといわれるし、

サラダに、かけるだけでもおいしいですが、

スペインでの

一回の料理に使う「量」が課題ですね (^^)

 

ということで、

スペインは、

やはり「ふとりやすい」環境なので、

スペインに長期滞在する方は、

「いかに太らないで、おいしい、スペイン料理をたくさん味わうか」の、

(限りなく難しい)対策を

しておいた方がいいでしょう、

と思いました。

 

スペコ
おいしくスペイン料理をたべて、かつ太らない対策として、自分で料理する側になる、(周囲に協力をお願いして)なるべく早めに夕食をとる定期的にストレッチやスポーツをする、などですね。また私の場合は、甘いものは好きですが、とても甘いものを「少量」食ればいいので、各人の甘い物の摂取方法や、胃の小ささなどでも、対策は異なりますね (^^)

 

では、今回のスペインの【 今!AHORA!】

を終わります。

番組サイト:Comando actualidad – Los otros azúcares – RTVE.es

 

では、

次回も、

楽しくスペイン語や、

スペイン旅文化を

学びましょう。

hasta luegooooo

(⌒ー⌒)ノ~~~