スペイン語の基本文法「序数詞:数字横上にある0は?」
Hola !
今回は、
スペイン語の「序数詞」を学習しましょう。
Vamos a empezar (^▽^)/
目次
序数詞とはなんぞや?
「序数詞」は、名詞と一緒に
「最初の」とか「4番目の」などの順序を示し、
スペイン語で
序数詞は(総合的呼び名)「 los números ordinales:ロス・ヌメロス・オルディナレス」
と言います。
※単数形「el nùmero ordinal 」という場合もあります。
また序数詞は、1から1000以上あるのですが、
日常的に使用するのは、
「1番目から10番目ほどまで」なので、
まず1番目から10番目までを
覚えておくと、
ほぼ困らないと思います。
基数の「1:uno:ウノ」「2:dos:ドス」
「3: tres:トレス」とは異なり、
スペイン語序数詞の
スペルと読み方は、次のようになります。
adelante (^○^)
1番目から10番目までは、何ていう?
では、1番目から10番目の序数詞を覚えましょう。
「1:primero: プリメロ:1番目・最初:1º 」
「2:segundo:セグンド:2番目:2º 」
「3:tercero:テルセロ:3番目:3º 」
「4:cuarto:クアルト:4番目:4º 」
「5:quinto:キント:5番目:5º 」
「6:sexto:セ(ク)スト:6番目:6º 」
※「X」はクスと発音するのですが、
早い発音のときは、クよりも、スを意識して発音してください。
※詳しくは、スペイン語の基本文法「アルファベットと発音」
を参考に。
「7:séptimo:セプティモ:7番目:7º 」
「8:octavo:オクタボ:8番目:8º 」
「9:noveno:ノべノ:9番目:9º 」
「10:décimo:デシモ:10番目:10º 」
※通常は「最初の」「○番目の」の形で使用されることが多いです。
11番目から20番目までは?
でも、10番目以上の序数詞も学習したいな
と思う方は
11番目から20番目も学びましょう。
「11:undécimo:ウンデシモ:11番目:11º 」
「12:duodécimo:ドゥオデシモ:12番目:12º 」
「13:decimotercio:デシモテルシオ:13番目:13º 」
※「decimotercero」の言い方もあります。
「14:decimocuarto:デシモクアルト:14番目:14º 」
「15:decimoquinto:デシモキント:15番目:15º 」
「16:decimosexto:デシモセ(ク)スト:16番目:16º 」
「17:decimoséptimo:デシモセプティモ:17番目:17º 」
「18:decimoctavo:デシモクタボ:18番目:18º 」
「19:decimonono:デシモノノ:19番目:19º 」
※「decimonoveno」の言い方もあります。
「20:vigésimo:ベィヘシモ:20番目:20º 」
のように、序数詞が続いていきます。
また、
数字の横上に記されている
「º」や「ª」って何だろう?
という疑問をもっている方が多いようですが、
これについて学習しましょう。(^▽^)/
「º」や「ª」の示すものは?
序数詞を書くときに、
数字の横上に「º」や「ª」が記されているのを
見たことがあると思います。
この疑問について、
はじめに、
序数詞の基本形式は
語尾の「o」で完了します。
また序数詞は、修飾(くわしく説明する)名詞の数や性別により
変化するということを前提として、
この「º」や「ª」は
序数詞につく名詞が「男性名詞」なのか、
あるいは「女性名詞」かを、
簡潔に示しています。
序数詞を、数だけで示す(略記)する場合は
序数詞につく名詞が
男性名詞の場合、
数字+「º」になります。
一方、序数詞につく名詞が
女性名詞であった場合、
数+「ª」の形になります。
身近な例として
スペインの住所で
たとえば、
スペイン住所欄で 「 2º」のような
序数詞を数だけで記している書き方を
見たことがある人もいると思いますが、
この数字の横上の「º」を見れば、
例えば 建物が男性名詞(piso:男性名詞:マンションの階)などと
判断できます。
また住所で
数+ 「ª」は、planta (女性名詞:建物の階)などを示しています。
簡単にいえば、基本的に序数詞は
名詞とセットなので、
「~の○階」の
目印のような意味合いを持ちます。
※まとめると、
序数詞略記(数字の横上の「º」や「ª」)は、
見ただけで、①名詞の性別を判断でき、かつ②名詞の性別により
序数詞が「男性形」あるいは「女性形」かに
変化していることを示しています。
※「2º」→ 文字で示すと「segundo」になり。
「2ª」→ 文字で示すと「segunda」になります。
序数詞が変化するのは、どんな時?
序数詞が変化するのは
以下の「A」「B」「C」の
3通りの場合です。
「A」の場合
序数詞につく名詞が
複数形の場合は、
序数詞も複数形になります。
(例)
「las primeras horas :ラス・プリメラス・オラス:最初の数時間」
※名詞の単数形は「la hora」。
「los primeros días:ロス・プリメロス・ディアス:最初の日々」
名詞の単数形は「el día」。
「B」の場合
序数詞につく名詞が
男性名詞なら、
序数詞も 語尾が「o」になります。
また序数詞につく名詞が
女性名詞なら、
序数詞は 語尾が「a」に変化します。
(例)
「la primera página:ラ・プリメラ・パヒナ:最初のページ」
「el capítulo primero:エル・カピトゥロ:プリメロ:第1章」
「la lección primera:ラ・レクシオン・プリメラ:第1課」など。
「C」の場合は?
序数詞が「primero」あるいは「tercero」のいずれかで、
序数詞の後につく名詞が
単数の男性名詞である場合は、
序数詞の語尾の「o」がなくなります。
(例)
「el primer dìa:エル・プリメル・ディア:最初の日」
dìaは「 el dìa:単数の男性名詞」だから、
primeroの語尾の「o」がなくなり、
primer の形に変化する。
「el tercer mes:エル・テルセル・メス:三番目の月」
※mesは「 el mes :単数の男性名詞」なので、terceroの語尾の
「o」がなくなり、tercer の形に変化する。
※ 序数詞は基本的に、 「名詞の前」につきます。
ただし、「1章・1課」など
並べて示すなどの場合、
序数詞は「名詞の後ろ」につく場合もあります。
「序数詞まとめ」チェック!
「序数詞のポイント」をチェックしましょう。
基本:名詞の前について、「最初の」「○番目の」などの順序を示す。
「序数詞+名詞」が基本形。
定冠詞と一緒に用いる場合が多い。
修飾する(詳しく示す)名詞の数や性別により、変化する。
数字の横上の「º」や「ª」について、序数詞略記「º」は序数詞基本形を示し、
また、序数詞略記「º」や「ª」は、いずれも序数詞につく名詞の性別により変化する。※特に序数詞略記のみの場合、名詞の性別を判断できる。
序数詞「primero」、「tercero」の後につく名詞が
単数の男性名詞であるとき、
それぞれの序数詞の語尾の「o」がなくなる。
では、次回も楽しく
スペイン語文法とスペイン旅文化を
学びましょう。
hasta luegoooooo (⌒ー⌒)ノ~~~