スペイン語の基本文法「分数:読み方が日本と異なる?」
Hola !
今日は、いろいろな「分数」の
書き方(読み方)を学びましょう。
同じ分野の数学でも、
日本とスペインでは、
答えをだすまでの考え方や
読み方が異なる場合もあるので、
この機会に覚えましょう。
vamos a empezar ! (^▽^)/
目次
分数の基本ルールを覚えよう!
まず、はじめに
スペイン語文法での
分数の「基本ルール」を学びます。
【1】 分子には「基数」を使用する。
※「基数:1、2、10などの、一般的な数を示す」
【2】「○分の1」の「1」は、「un」と書く。
※「uno」と書かない。
【3】分子が「1」の場合、分母は単数形になる。
また分子が「2」以上になる場合は、
分母は複数形になる。
【4】「2分の○」の場合の、
分母は「medio:メディオ」と書く。
※ 分母の2は、「2:segundo」と書かない。
【5】分母が3から10までは、
分母は「序数」で書く。
【6】分母の3は「tercio:テルシオ」と書く。
上記【1】から【6】までの
基本ルールについて、
「わっかたような? わからないような?・・・」
うーむ ・・・( ̄  ̄;)
という方のために、
学習した【1】から【6】までの
基本ルールを使用した
分数の書き方を
「例」と一緒に
学びましょう。
adelante ! (^▽^)/
「分子が「1」の場合の例」
※基本「分子/分母」
2分の1「 1/2 : un medio:ウン・メディオ 」
3分の1「 1/3 :un tercio:ウン・テルシオ 」
※分母の3を「tercero」と書かない。
6分の1「1/6 : un sexto:ウン・セ(ク)スト 」
8分の1「 1/8 : un octavo:ウン・オクタボ 」
10分の1「 1/10 : un décimo:ウン・デシモ 」
「分子が2以上の場合の例」
ポイント!:分母が複数形になる。
4分の3「 3/4 : tres cuartos:トレス・クアルトス 」
7分の2「 2/7 : dos séptimos:ドス・セプティモス 」
覚えるポイント!
日本の分数と、
スペインの分数の
大きな違いは、
「分数の読み方の順番」です。
たとえば、「2分の1」について、
スペイン語も日本語も、
「1/2」と書きますが、
日本では「2分の1」と、
分母から分子の順に読みます。
一方、スペイン語では、
分子から分母へと、そのままの順番で読みます(書きます)。
「まとめ」
「1/2」は同じでも、
日本語読み ➜「2分の1」
※分母から分子の順で読む。
スペイン語読み ➜「un medio:ウン・メディオ」
※分子から、分母の順で書く(読む)。
11以上の分母の書き方は?
次に、
分母が11以上については、
「基数+avo」と
1語にまとめて書きます。
「基本ルール」
【1】分母が母音(a、e、i、o、u)の
いずれかで終わる基数は、
この語尾の母音を消して、「avo」を付ける。
※ただし【2】「7:siete」と「9:nueve」だけは
語尾の母音を消さずに、そのまま「avo」を付ける。
【3】「11:once:オンセ」「15:quince:キンセ」など、「ce」で終わる場合、
2通りの書き方があり、
①「語尾の「e」を消して、
さらに「c」を「z」に変えて、
「avo」を付ける場合と、
②「11から15までは、母音を消さないで、そのまま
「avo」をつける場合がある。
ここまでの説明で・・・
スペ子も過去、
スペイン語での分数や
数学法則を覚えるときに、
文法参考書と、
長い時間にらめっこ
していましたので、
たぶん、
特にスペイン語初心者の方は
「やっぱり、わかったようで? わからないようで?・・・」
・・・( ̄  ̄;) ummm
の心境だと思いますので、
「例」をご紹介しますね。
「分母が11以上で、かつ分母の語尾が母音の場合」
「18分の1」は、「1/18」「un dieciochavo:ウン・ディエシオチャボ」
※分母の元の形は「18:dieciocho」で、
分母が11以上なので、
語尾の母音「o」を消して、 「avo」を付けている。
「18分の5」は、「5 /18」で
「cinco dieciochavos:シンコ・ディエシオチャボス」
※分母の元の形は「18:dieciocho」で、
語尾の母音「o」を消して、
さらに、分子が2以上の場合は、分母は複数形になるルールなので、「avos」に変化する。
「分母が11以上で、かつ分母が「ーce」で終わる場合」
「12分の1」は「1/12 」で、
Aパターン「un doceavo」
Bパターン「 un dozavo」の書き方がある。
※Bパターンは、 分母の元の形「12:doce」の「e」を消して、
さらに「c」を「z」に変えて、 「avo」を付けている。
上記と同じルールで、
「15分の1」は、「1/15」で、
Aパターン「un quinceavo:ウン・キンセアボ」 。
Bパターン「un quinzavo:ウン・キンサボ」の2通りの書き方がある。
「19分の1」は、「1/19」で「un diecinueveavo:ウン・ディエシヌエべアボ」
「19分の7」は、「7/19」で、
「siete diecinueveavos:シエテ・ディエシヌエべアボス」
※基本ルールにより、「9:nueve」はそのままで、さらに分子が2以上なので、「avos」になる。
「30分の1」は、「1/30 」で、
「un treintavo:ウン・トレインタボ」
※元の形「treinta」の、語尾の母音「a」を消して、「avo」を付けている。
のようになります。
分数の別の書き方は?
今までは
正式な分数の書き方(読み方)を
学習しましたが、
同じ分数でも、
言い方を変えて
表現することもあります。
一般的に使用されている言い方を
いくつか覚えましょう。
「10パーセント:un diez por ciento :ウン・ディエス・ポル・シエント」
「3分の1:una tercera parte:ウナ・テルセラ・パルテ」
※「 la tercera parte:ラ・テルセラ・パルテ」の言い方もあります。
定冠詞「laなど」がつくと、「ちょうど」の意味合いにあり、「unaなど」不定冠詞(無冠詞)がつくと、「およそ」の意味を示します。
「半分:la mitad:ラ・ミタ」※語尾の「d」は
ほとんど発音しない。
分母が大きい数の場合の書き方は?
次は、
分母が100、1000以上の大きな数になる場合は
「基数+ésimo」の形になります。
例えば、
「100分の1」は、
スペイン語で「1/100:un centésimo:ウン・センテシモ」。
「1,000分の3」は
スペイン語で「3 /1.000:tres milésimos:トレス・ミレシモス」
※分子が2以上なので、分母は複数形になります。
さらに「1,000,000分の1」は、
スペイン語で「1/1.000.000:un millonésimo:ウン・ミリョネシモ」
と言います。
Es un poco dificil ?(少し難しいですか?)
Creo que sí (そう思いまーす)(^^)
でも、poco a poco (少しずつ)
学習していきましょう。
では、今回はここまででーす。
perfectoooooo ! \(^▽^)/
次回も、寒さに負けずに
スペイン語文法や、
スペイン語観光文化を
学びましょう!
hasta luegooooooo (⌒ー⌒)ノ~~~