スペイン語の基本文法「直接目的格人称代名詞(2)」
Hola !
今回は、過去記事:
の続きで、
前回は、「(人以外の)物の場合」でしたが、
今回は「人の場合」や「不定詞の目的語になる場合」などを
学習しましょう。
では、
vamos a empezar ! (^▽^)/
直接目的格人称代名詞が「人の場合」は?
の目次 2「直接目的格人称代名詞」の活用は?」
で学習した、
「直接目的格人称代名詞」の活用は、
簡単に復習すると、
単数:「me」「te」「lo(le)」「la」
複数「nos」「os」「 los (les)」「las」
でしたね。
また(le)と(les)は、
スペインの文法と、
南米スペイン語使用国の文法とで
多少、扱い方が異なり、
スペインの文法では、
(le)(les) を使用する場合が多いですが、
南米スペイン語を使用する国では、
(le)(les) を、一般的に使用しないです。
このことを理解したうえで、
「直接目的格人称代名詞」(~を)が
「人の場合」には、
どのようになるかを
学びましょう。
直接目的格人称代名詞が
「人の場合」(~を)に
「le」を使用する場合が多いのは、
直接目的語(~を)が、「男性単数形の場合」です。
具体的な例として、
(基本形): ¿ Conoces a Miguel ? Sí lo conozco.
この「lo」を、「 Sí le conozco」にする場合が
多いということです。
※「lo」あるいは「le」の
どちらを使用しても、
間違いではないけど、
スペインで使用するか、南米で使用するか、
また、話し相手がスペインの方か、南米スペイン語使用国の方かでも
使い分けた方がいい場合も、あるでしょう。
もうひとつ、
直接目的格人称代名詞が
「人の場合」(~を)に
「le」を使用する場合が多いのは、
直接目的語(~を)が、
「尊称 usted の場合」と「尊称:ustedes の場合」です。
話し相手が「単数3人称:usted」の場合は、
(例)(基本形)「Don Miguel , lo invito a usted a comer :
ドン・ミゲル、ロ・インビト・ア・ウステ・ア・コメル
:ミゲル様、私は、あなたを、食事にご招待いたします」
の「lo」の部分を
「Don Miguel , le invito a usted a comer:
ドン・ミゲル、レ・インビト・ア・ウステ・ア・コメル
:ミゲル様、私は、あなたを、食事にご招待いたします」
のように「le」を使用する場合が多いです。
同じように、
(基本形)「Doña Maria, la invito a usted a comer
:ドニャ・マリア、ラ・インビト・ア・ウステ・ア・コメル
:マリア様、私は、あなたを、食事にご招待いたします」
の「la」の部分を、
「Doña Maria , le invito a usted a comer
:ドニャ・マリア、レ・インビト・ア・ウステ・ア・コメル
:マリア様、私は、あなたを、食事にご招待いたします」
のように、「le」を使用する場合が多いです。
このように、
「複数3人称:ustedes」の場合も同様で、
「señores , los invito a ustedes a comer
:セニョレス・ロス・インビト・ア・ウステデス・ア・コメル
:皆さん、私は、あなた方を、食事にご招待いたします」
の「los」の部分が、
「señores , les invito a ustedes a comer
:セニョレス・レス・インビト・ア・ウステデス・ア・コメル
:皆さん、私は、あなた方を、食事にご招待いたします」
と「les 」に変化する場合が
多いです。
また
「 señoritas , las invito a ustedes para ver películas
:セニョリタス・ラス・インビト・ア・ウステデス・パラ・ベル・ペリクラス
:お嬢さんがた、私は、あなた方を、映画鑑賞にご招待します」
の「las」の部分が、
「señoritas , les invito a ustedes para ver películas
:セニョリタス、レス・インビト・ア・ウステデス・パラ・ベル・
ペルクラス:お嬢さんがた、私は、あなた方を
映画鑑賞にご招待します」
と「les」に変化する場合が多いです。
※「usted」「ustedes」は
スペイン語の「尊称」なので、
日本語的には、「あなた様」「皆さま方」などのほうが
訳として適していると思いますが、
スペイン語文法・スペイン語辞書で
訳されている書き方「あなた」「あなた方」に、合わせました。
不定詞の目的語になる場合は?
次は、「不定詞(原形)の
目的語(~を)になる場合」は、
どのように「直接目的格人称代名詞」
を使うか?を学びましょう。
adelante ! (^▽^)/
「不定詞の目的語になる場合」というのは、
例えば、
「Voy a llamarla por teléfono :ボイ・ア・リャマルラ・
ポル・テレフォノ:
私が、彼女に電話をしてみましょう」
このように、不定詞の目的語になる場合は、
不定詞の最後に、「直接目的格人称代名詞」をくっつけて
使うのが一般的ですが、
「直接目的格人称代名詞」を、不定詞と切り離して
使用する場合もあります。
(例)La voy a llamar por teléfono
:ラ・ボイ・ア・リャマル・ポル・テレフォノ
:彼女には、私が電話をしてみます」
直接目的語の代名詞や名詞を、強調する場合は?
では、
直接目的語を、
「強調」(あることがらを、特に示すこと)したい場合は、
どのように「直接目的格人称代名詞」を
使用するのかを
学習しましょう。
「~を」にあたる直接目的語の「名詞」
あるいは「代名詞」を
強調したい場合は、
目的語にあたる言葉を、文頭に持ってきて、
その後に続く文章中で、
再度「直接目的格人称代名詞」を使って、文章を作ります。
例えば、
「No entiendo esta pregunta:ノ・エンティエンド・エスタ・プレグンタ
:私は、この問題を理解しません」
の「この問題」を、強調(特に示したい)したい場合は、
「esta pregunta no la entiendo :エスタ・プレグンタ・ノ・ラ・エンティエンド:この問題は、私にはわかりません」
「esta pregunta」と「la」
は、同じ「目的語」を示しています。
“ なぜ、一度はっきり示したことを、また繰り返すのか? ”
・・・( ̄  ̄;)?
と、疑問に思う方も
いるかもしれませんが、
「強調」したい場合は、
このようにスペイン語文法の
ルールですので、あきらめて、
そのまま覚えましょう。(^^)
また、
「No veo a Miguel estos días:ノ・べオ・ア・ミゲル・エストス・ディアス:私は最近、ミゲルに会いません」
の場合も、目的語(~を)になる
「a Miguel」を強調したい場合は、
「A Miguel No le veo estos días」の形に変化します。
「A Miguel」と「le」
は、同じ「目的語」を示しています。
※今後の文法でも学習しますが、
上記の例のように、「直接目的語が、特定された人を示す場合」と
「人を表す不定代名詞や、疑問代名詞が、直接目的語になる場合」に
「a」を付けます。
さらに、
「Todo el mundo te conoce :トド・エル・ムンド・テ・コノセ
:みんな、君を知っています」
の、「君を」を強調したい場合は、
A ti te conoce todo el mundo
:ア・ティ・テ・コノセ・トド・エル・ムンド
:君のことなら、みんな知っています」となります。
今日は、ここまででーす!
perfectooooo \(^▽^)/
では、
次回もたのしくスペイン語や、
スペイン観光文化を
学びましょう。
hasta luegooooo (^▽^)/