おいしいスペイン魚料理は?「トマト入りバカラオ」紹介
Hola !
今回は、
スペインで、
おいしい魚料理「トマト入りバカラオ」
のご紹介でーす!
Qué es 「バカラオ」(⌒∇⌒) ??
と思う方も
いるかもしれませんので、
おいしいレシピ紹介の前に、
「バカラオ:bacalao」 について学びましょう。
vamos a empezar ! (^▽^)/
目次
バカラオって何?
「バカラオ:bacalao」は、
日本語で言えば、
お魚の「たら」です。
また、
お魚の「たら」を、塩づけにして
ほしたもの「Bacalao en salazón:バカラオ・エン・サラソン」
を示す場合が多いです。
なので、
スペインでは「バカラオ:bacalao」といえば、
「バカラオ」を使用した料理
の意味合いのほうが強いです。
また「バカラオ」は、
「タラ科のマダラ種の魚」が使われます。
スペインのレストランでも、
スペインの家庭料理としても
人気の高い魚料理の一つです。
この「バカラオ:bacalao」は、
スペインはもちろん、南ヨーロッパの国々や
ポルトガル、
さらに「たら」が多く捕獲できる
北ヨーロッパエリア、および中南米の国々で
よく食べられています。
他にも、お魚の「メルルーサ」を
使う料理もありますが、
今回は
日本の方にも、
なじみの深い、
お魚の「たら」を使った
おいしい&簡単な
スペイン魚料理を選びました。
セマナ・サンタで食べられる「バカラオ」
「バカラオ:bacalao」は、
スペインで大事な「聖なる期間」として
実施される「セマナ・サンタ」期間の
シンボル的な食べ物として
扱われています。
この習慣は、
スペインや中南米の国々
およびイタリアなどの
カトリック文化をもつエリアでは、
20世紀の後半から、
40日間の「四旬節」の中で、
聖なる金曜日と
灰の水曜日(謝肉祭の最後の日の、翌日にあたる)だけは
お肉を食べない習慣から、
お魚「バカラオ」が
大事な役割を果たしてきました。
※スペインの「セマナ・サンタ」は、四旬節の最後の1週間です。
「バカラオ」は、
フライやスープ、
コロッケなど、
さまざまな料理に利用されます。
例えば、
南米のアルゼンチンでは、
お肉を控える日には、
「バカラオのシチュー」などを作りますし、
南米のエクアドルでは
「バカラオのスープ」を
作る習慣があると聞きます。
また、
同時期のブラジルは、
ヨーロッパの北部エリアに位置する
スカンジナビア諸外国から、
世界でもっとも多く
「タラ」を輸入する
と言われています。
さらに、
メキシコでは、
「クリスマス・イブ」の日に、
「バカラオ」を
食べる習慣があります。
このように、
同じスペイン語使用の国々(ブラジル以外)でも
国により、
「バカラオ」料理の
食の習慣や時期も
いろいろで、
興味深いですね。(^^)
バラエティー豊かな、諸外国の「バカラオ」料理
「バカラオ:bacalao」料理は、
国により、料理方法が異なるだけでなく、
同じスペインでも、
セナマ・サンタ期間の「バカラオ」料理
に加えて、
おもにバスク料理としての
「バカラオ料理」が、いくつかあります。
では、世界には
どんな「バカラオ料理」があるのか?
を見てみましょう。
te lo presento ! (^▽^)/
まずは、
やはり「スペイン」からですね。
【スペイン】
「Bacalao al ajoarriero:バカラオ・アル・アホアㇽリエロ」
トマトとニンニクを、ソースにまぜたバカラオ料理で
スペイン北部に位置する
「バスクの料理」として知られています。
「Bacalao al pil pil:バカラオ・アル・ピル・ピル」
トウガラシと、ニンニクを取り入れ、
オリーブ煮で作られた
伝統的バスク料理になります。
「Arroz a la zamorana:アㇽロス・ア・ラ・サモラナ」は
野菜と、お米およびバカラオを、
香辛料と一緒に煮こんで作る
カスティリャ・イ・レオンエリアにある「サモラ県」の郷土料理です。
「Potaje de vigilia:ポルタヘ・デ・ビヒリア」
先ほどご紹介した、
カトリックの「四旬節」期間に作る、
「バカラオを使った、野菜のシチュー」です。
スペインだけでも、
これだけの「バカラオ料理」があります。
次は、世界の「バカラオ料理」を
見てみましょう。
【ポルトガル】
「バカリャウ・エシュピリトゥアル」は、
バカラオを使った「バカラオの、グラタン料理」です。
また、ジャガイモや、玉ねぎ
およびバカラオを
細かく切って、
卵で包んで作る、
ポルトガル国の
定番であるバカラオ料理
「バカリャウ・ア・ブラース」などがあります。
【イタリア】
「Baccalà alla vicentina:バッカラ・アッラ・ヴィチェンティナ」は、
バカラオを使用して、
ミルクと一緒に煮る
「ヴィチェンツァ」エリアの郷土料理です。
【メキシコ】
「Bacalao navideño:バカラオ・ナビデニョ」は、
玉ねぎや、トマト、
ニンニクおよび赤唐辛子などを、
バカラオと一緒に炒めて作る
「バカラオ料理」で、
クリスマス・イブの日の料理です。
【マカオ】
さらに
マカオは、
バカラオを使って作る
コロッケ風料理などがあります。
このように、
お魚「バカラオ」🐟くんは、人気者です。
Viva bacalaooooo ! \(^▽^)/
「トマト入りバカラオ料理」のレシピ紹介
では、
「トマト入りバカラオ料理」のレシピを
ご紹介しまーす。
記事の最後にある
「スペインお料理動画」
をもとにして、
簡単に、ご紹介します。
まずは、材料からです。
【ingredientes:材料】
※レシピは4人分です。
バカラオ(水切りしたもの):500g
ニンニク(細かく切ったもの)
トマトピューレ:350g
オリーブオイル
赤ピーマン、緑ピーマン
小麦粉(あげもの用)
お塩:少々
こしょう
オプションで白ワイン。
材料は、以上です。
では、作り方を学びましょう (^▽^)/
※作り方も、
記事の最後にある
スペイン料理動画を
もとにして、簡単に紹介しています。
【調理方法】
【1】バカラオを、よく小麦粉につけ、
オリーブオイルを少し入れた
フライパンを、中火(強)にして、
熱くなるまでまつ。
【2】煮えてきた
オリーブ入りのフライパンに、
バカラオを入れて、
表だけでなく裏がえしにして、
両面をしっかり揚げる。
全部のバカラオを
同じように揚げる。
【3】揚げたバカラオを、
全部お皿に移した後、
オリーブオイルの入ったフラインパンに、
細かく切ったニンニクを入れ、
さらに玉ねぎ、ピーマンの順にいれて、
まぜながら、軽く炒める。
【4】トマトピューレを、同じフライパンに入れる。
【5】塩少々、こしょうを入れ、再度混ぜて炒める。
【6】白ワインを入れて、まぜながら、
白ワインのアルコールが、ほどよく蒸発したころに、
中火(弱)にして、ふたをする。
【7】ふたをした後も、時々混ぜて、
15分後になったら(味を見て調節して)、
中火(弱)のまま、
バカラオを
同じフライパンに入れる。
【8】バカラオを入れたフライパンに
ふたをして、中火(弱)で
1,2分ほど時々(ふたをしたまま)フライパンを揺らす。
2分後には出来上がり。
【9】好みのお皿に移して、完成です!
Buena pinta ! pruebalo \(^▽^)/
※玉ねぎや、ピーマンなどが苦手な方は、
ミキサーなどで、野菜をみじん切りにして
トマトピューレにミックスするなど、
好みに合わせてください。
(動画) おいしい「トマト入りバカラオ料理」本場の味!
カルメンさんが、簡単でおいしい「トマト入りバカラオ料理」
を紹介しています。
スペイン語を学びながら、
たのしく調理方法を、知ることができます。
Cocina con Carmen:Bacalao con Tomate fácil