スペインの野菜スープ「ガスパチョ」って何?

スペインのおもしろ文化スペインのおもしろ文化

 

スペイン野菜スープ「Gazpacho 」

 

Hola !   Como estás ?

今日は

スペインのアンダルシアにいけば

一度は味わうことになる、

栄養満点の「野菜のスープ」を簡単にご紹介します。

♪\(⌒▽⌒)/

その名も「Gazpacho 」(ガスパチョ)。

・・・(文法的に正しい)Que es esto ?

(※ちょっと発音しにくいので、

Esto que es ?という言い方もあります)

(一体なんだい、これは?)( ̄ー ̄?)

って感じですが、

特にアンダルシアエリアを

訪れた観光客や、

スペイン留学中の方が

一度は試すことになるだろう、

美容に良いといわれる

本場オリーブオイルに、

栄養たっーぷりの

野菜をミックスした

スペインの、

有名な野菜スープの1つです。

 

ガスパチョの由来は?

ガスパチョは

アンダルシアから誕生し、

ガスパチョの名が始まったのは17世紀です。

 

また名の語源は、ラテン語の(断片やかけら)

を意味する “caspa” などの説があり、

元祖ガスパチョの材料は、

ニンニクやパン、オリーブオイル、水、塩のみでした。

 

 

簡単レシピのご紹介

 

では「ガスパチョ」レシピをご紹介します (^○^)

【材料と準備するもの】

野菜(好みに合わせて調整)

おもにキュウリ、トマト、

パプリカ(ピーマンの1つ)などの野菜、

ニンニク、パン(フランスパンだと、よりスペイン風)

そのほか 塩、シェリービネガー、

とっても大事なオリーブオイル。

あと、手っ取り早くできる「ミキサー」

※パンは、

水にひたして、やわらかくしておきます。

 

【1】前準備として、キュウリやトマト、パプリカなどを

(ミキサーに、かけやすいように)適度のサイズに切る。

さらにニンニクを、みじん切りにしておく。

 

【2】ミキサーに前準備しておいた、

【1】の野菜やパン、ニンニク

全部入れて、ミキサーにかける。

 

【3】ミキサーで、十分とろっとクリーム状になったら

ミキサーをとめて、

オリーブオイルなど残りの材料を

ミキサーに入れる。

再度ミキサーをかけて、出来あがり!

なんて簡単。(^○^)!

 

※ガスパチョは、ホットでもおいしいです。

また野菜を “ すりおろす ” 方法で、

ミキサーなしでも作ることができます。

ガスパチョは低カロリーで

トマトをたっぷり使用するなら、ピコリン成分で

より美容にも役立ち、

さらに夏バテも防いでくれます。

でも生野菜利用なので、

特に夏は

作ったら早めに食べて(飲んで)しまいましょう (^^)

 

味わい方と材料の選び方

 

できたてガスパチョは、

冷蔵庫で冷やしておくと

味がなじんで、

さらに Muy bien !(とても良い)です (^^)

 

またガスパチョの作り方について、

現在では

オレンジなどのフルーツを

ミックスして作るレシピや、

ハーブ、ヨーグルト、

チーズなどを入れるレシピがあり

多様なガスパチョレシピがあります。

 

またレシピの中に、玉ねぎなど

苦手な野菜があるなと思う方も

いるとおもいますので、

(ガスパチョの歴史も

ミックスする材料が変化してきたように)

“ この作り方が絶対正解 ” というのはないので

スペインらしく、

“楽しく、アバウト”( mas o menos : マス・オ・メノス)で

作る方の好みで、

野菜セレクト&分量調整を

したほうがいいと思いますよ。

 

でも “スペインのガスパチョ” を味わいたい方は、

オリーブオイルを、必ず使ってくださいね。(^^)

 

 

知っていると役立つ、おいしい!ときの表現法

スペインの本場で、

初めて冷たーいガスパチョを飲んだ時は、

Que rico !(ケ・リコ!) ( なんておいしい!)

って思いました d(*⌒▽⌒*)b

また、Que bueno !( ケ・ブエノ!)

などほかの言い方もあります。

buenoもricoも形容詞なので

示す名詞により男性形、または女性形に変化します。

 

また喜びいっぱいの笑顔で、\(^▽^)/

+(オプション)喜びジャスチャーで

(buenoの絶対最上級)  buenisimo !

とか(ricoの絶対最上級) riquisimo ! でもOKです。

※スペインでは、“ 言わなくても、察してください ” の習慣は

日本と比べて、かなり少ないので

恥ずかしがらずに、

感情豊かに表現したほうがいいですよ (⌒-⌒)

 

 

びっくりした、スペインの野菜サイズ

 

スペインで生活していると

日本の野菜にくらべて、

びっくりするほど、

ビッグサイズの野菜に出会います。

はじめて

スペルメルカド(supermercado:日本でも、どこにでもあるお店 )

にお買い物にいって、

初めて

スペイン パプリカの

実物を見たときは、

おもわず立ち止まって

じーっとみて、

日本の “ あれ ” に

似ているけど、

Que es esto ? ( ̄ー ̄?)…..と思いました。

そのなぞの

カラフルな物体が、

「パプリカ」と知ったときは、

びっくりでした(笑)w( ̄▽ ̄;)w !!

 

そのくらい日本のパプリカが、

子供サイズだとすると、

スペインパプリカは親ぐらいの

サイズの違いがあります。

 

 

(スペイン研究部の相棒猫 スぺニャンから)

“これを知っていれば、あなたもスペイン通!”だより

 

実は「ガスパチョ」とは、

アラビア語で「びしょぬれのパン」って

意味だそうです。

これだけですが・・・

なぜアラビア語を話題にするのか?

( ‥) Por que ?(ポル・ケ:なぜ?)

って、思う方もいるかもしれませんが、

アンダルシアは歴史の中で

イスラムと、

深くかかわった時期があったのです。

掲載している写真の宮殿(中庭:el Patio)も

過去のスペイン歴史を象徴する建物です。

その話は、いつかまた! (⌒ー⌒)ノ~~~

 

(動画)夏にぴったりの、本場「ガスパチョ」レシピ

 

では本場のガスパチョレシピ

を楽しんでくださいね。(2つの動画:字幕選択自由)

Tu escuela de espanol :

Aprender espanol : Como hacer gazpacho (nivel basico)

 

(動画要点)

ニンニクは 「アホ」(ajo)といいますが、

(・_・) ん?どこかで聞いたような・・

と思った方もいるでしょう。

そうです!

日本では、そのまま本気で言えば、

相手を怒らせる

“あほ”の意味。

でもスペイン語では

違う意味になります。

スペインで最初に聞いた時は、

え?私アホ( ̄ー ̄?)

っと一瞬驚きました(笑)

 

レシピの作り方は、ご覧になれば、わかります。(⌒-⌒)

ポイントは、より良い味わいをだすために

熟しているトマトがよいです。

パンを入れる理由は、

より(濃い、こってりさ)がでるためです。

またスプーンで食べる方法以外に、

さらに冷たくするために

氷を加えたり、

コップ一杯の水をプラスして、

かき回した後に

コップで飲む方法もあります。

 

Que buena pinta !(ケ・ブエナ・ピンタ!)

(この言い方は、例えば 食べる前の料理をみて、

(おいしそうですね)とほめるときに、よく使います。

ピンタは名詞の場合は“印象”などの意味になり、

動詞では“色を塗る”などの意味になります)

 

もう一つ、

プロ料理チーフの

さらに本格的な、

ガスパチョレシピ動画です。

エビなど、豊かな材料も使用しています。

また材料に使う野菜農園なども

見ることができ、

より楽しみながら学べますよ。

Cometelo Canal Sur:Receta: gazpacho tradicional

 

(動画要点)

Cada maestrillo tiene su librillo (スペインの ことわざ)

(どんなへた教師でも、それぞれに独自の見解がある。

日本語のことわざの十人十色にあたる)

やはり料理チーフの考えでも

今回(動画)は伝統的なガスパチョ&

びっくり付け合わせ方法を

紹介するが、

ガスパチョにブレンドする材料は好みで、

人それぞれでOK!みたいですよ。

次回も、

楽しくスペインを学びましょう。

(⌒∇⌒)ノ”” Hasta luegooooo !