スペインの【今!AHORA!】移民:安心して戻れる祖国がある幸せ
Hola !
4回目になる
スペインの【今!AHORA!】は、
最近、欧米や日本のニュースで
よく取り上げられている
「移民問題」をテーマにしてみました。
では vamos a empezar ! (^▽^)/
目次
安心して戻れる、平和な祖国がある幸せ
最近、アメリカの国境が
キャラバン移民(申請希望)さんたちのことで、
何かと騒がしくなって
きています。
また、それぞれの国の考え方も
あると思うけど、
スペインもアフリカなどからの
多くの人々が、
貧困や国の状況などの理由で
沈みそうな船にのって
救いを求めて
命がけで
訪れています。
日本の方々は、
楽しい外国観光から飛行機で
あたりまえのように
ものがあふれる、
お客様サービス世界No1レベルの
豊かで平和な日本に戻ってきます。
海外留学や外国長期間在住、
またスペインで結婚されて
幸せでも、
時々、日本に戻ってくる機会がある方は
「日本という平和な祖国があってよかった」
と思いながら、
日本に一時的に戻ってこられた経験
もあると思います。
日本は、
欧米に比べると、
まだまだ
「出る杭は打たれる」文化
で、賛同できない部分もあります。
※{ 私も、よく打たれた、打ちのめされた(笑)
だからこそ、
又さらに個性を尊重してくれる
スペインでの刺激的な経験で
“ 自分らしさ ” も、
“ 相手の違い・個性 ” も認められる
人間になりました (^^) }
でも、
外国を経験すると
日本が平和であること、
日本の、いたれりつくせりサービスや便利さなど
日本のよい点にも、
気づかされます。
自分の生まれた国が、
安心して生活できる
豊かで平和な国であるということは
当たり前のようで、
とても感謝すべきことだと思います。
でも、日本では当たり前であっても、
“ 当たり前ではない ” 国々が、
世界には多くあります。
そして「もう、自国では生活できない!
だから別の国へ移るしかない」
と自発的に悲しい・強い決意をして、
安心して生活できる
移住希望国に
おしよせる人たちが
今、よく聞く「移民」さんたちです。
では、
移民さんについて、
もうすこし詳しく
学びましょう。
移民の定義とは
「移民」さんについて、
“ どんな人たちが、移民と位置づけられるのか ”
について、
確かな定義はなく、
現時点では、
「通常の在住場所以外の国に移り、最短で12ヶ月間、移住国に住む」長期移民のことを「移民」(国連事務総長 報告書1997による)と呼んでいます。
この定義で考えると、
1年以内の出稼ぎなどの季節労働者や、
長期間赴任している方や、
長期で留学している方も
一応「移民」の範囲になりますね。
「え?私も移民になるのか?」と
驚かれている方もいると思いますが・・・
このように「移民」は、
意外に身近なテーマなんですね。
また現時点での
「移民」定義のポイントは
期間だけではなく、
国際移住機関(IOM)によれば、
「自分が、ほかの居住地に移りたい」という
“ 自分の意思があって移動するか ”
という点も含まれます。
また自然災害や、
基本的な人権が守られないなどの
人権侵害、権威ある一部の方々によって
始まってしまう戦争などで
「この国に住みたいが、
安心して生活できないから、
しかたなく他国に、移動せざるおえない人」たちのことは、
「難民」と呼ばれます。
このように
国際的な定義では
「自分の意思で」となっていますが、
現在ニュースに
とりあげられる
大集団の「移民希望」さんたちは、
インタビューを聞いていると、
「自国では生活できないから、
ほかの国へ移動したい」って
自分たちの状態を訴えています。
観光でも、留学でも、赴任でもなく、
自分の国を捨てる意思で、
文化も習慣も言葉も異なる国に
移り住むって
簡単じゃないと思います。
だから、よほどの理由がなくては、
決意できないのでは
ないでしょうか?
現在、話題になっている
「キャラバン移民」はおもに、
ホンジュラス共和国:República de Honduras( ルレプブリカ・デ・オンドゥラス)からの人々で、スペイン語を公用語としています。
西部にはグアテマラが位置しており、
東と北には美しいカリブ海があり、
太平洋沿いの国です。
「Honduras」という国名は、
あの有名なコロンブスによって
つけられた名称だとも
いわれています。
また世界中から観光客が訪れる
コパンのマヤ遺跡もあります。
このように、世界に誇れる遺跡や、
美しい自然もある
国ですが、
2009年以降、
失業や貧困とともに
犯罪などで、
国の治安は低下しているとききます。
同国には「世界で最高にあぶない都市」
と呼ばれる地域もあると
いわれており、
仕事がないの
理由だけではなく、
国の治安悪化も、
今回の大集団移民希望の
理由だとききます。
もし本当にそうであれば、
もはや移民ではなく、
「難民」さんたち
の位置づけでもよいと思われる人々も
いるでしょう。
移民問題は、今後
日本も避けて通れなくなる
重要テーマだと思いますよ。
現在の「キャラバン移民」について、
「受け入れ賛成」「受け入れ反対」で、
アメリカ国境の
メキシコの人々同士までが
争う悲しい状態になっていますが、
いろいろな意見や考え方が
あるとおもいますが、
平和的に解決してほしいと
願うばかりです。
移民に対しての、スペインの対処法は?
南米の「移民」さんたちの状態は、
アメリカの厳しい態度で
深刻になってきていますが、
では、スペインは「移民」さんに対して
どのように対処しているのでしょうか?
スペインの移民は、どこから来ている?
ヨーロッパも
移民さんたちに対して、
さまざまな課題を抱えています。
スペインの場合は、
おもにアフリカからの
移民(難民といっていいと思います)さんたちが、
今にも沈みそうな小さな船で、
命がけで広大な海を渡ってきます。
そして、スペインには
そんな無謀な、でもしかたなく
命がけで海を渡ってくる人たちを
救助する人たちが、日々活動している
「Open Arms」という組織があります。
スペインの移民救助組織「Open Arms」とは?
「Open Arms」は
非政府組織(ONG)で、
戦争や紛争、貧困および迫害で、
ヨーロッパを目指して、
命がけで、小さな船にのって
広大な海を渡ってくる
かわいそうな移民さんたちが
溺死しないように
救助する活動をしています。
また
国に課題があるから
「移民」「難民」が
誕生するという、
もともとの原因を重視し、
移民さんの自国での
未来成功につながる(パソコンなどの)
工具提供による教育や、
またアフリカの子供たちに
海をわたることの危険性の
指導なども行っています。
「幼児が海岸で溺死している写真をみた」
驚きと、
「人々が死にそうなのに、なぜ誰も助けないのか?」という、
同じ地球に生まれた
同じ人間としての
当たり前の疑問の感情と使命感から、
この組織は誕生しました。
また最近では、
(イタリアにも、事情があるかもしれませんが)
イタリアが拒否した移民を、
スペインは入国させ、
同組織団体は
会見を行っています。
このような
寛大な対処をしていることで、
“ スペインは親切 ”と、
スペインに向かう移民さんが
多くなっています。
移民は難しい課題ですが
やっぱり
スペイン人って優しいな
って思います。
弱者を助ける、
多くの人々から賞賛され、
高い評価を受けている
「Open Arms」を応援しましょう。\(^▽^)/
「Open Arms」公式サイト
https://www.proactivaopenarms.org/es/misiones
「Open Arms」動画
Somos Proactiva Open Arms (2018)
スペインのRTVEのニュース
移民が、
カディスに到着した時の様子です。
感動します。
Desembarcan los 87 inmigrantes del ‘Open Arms’ en el puerto de San Roque, en Cádiz – RTVE.es
世界平和のために、私たちができること
最近の移民問題も含めて、
世界では紛争や貧困など
いろいろな問題によって、
苦しむ人々が多くなっています。
「どうすれば、世界が平和になるか?」
相棒猫スぺニャンと話し合った結果、
以下のような結論になりました。
では、次回も
たのしくスペイン語や
スペイン旅文化を
学びましょう。
hasta luegoooo (⌒ー⌒)ノ~~~